5月新規投信設定額は2479億円、新興国投信が人気
[東京 2日 ロイター] 投信情報サービス会社リッパーの集計によると、5月に新規設定された公募投信は計26本、設定金額は2479億9700万円となった。
設定本数は4月より4本少なかったが、一部の日本株投信や新興国ファンドなどが人気を集め、全体の設定額は前月を上回った。それでも、昨年の月次平均である4000億円強に比べると低水準で、「リピーターが債券ファンドを中心に買い増す動きはあるが、相場環境が不透明で積極的な新規投資は手控えられたまま」(大和ファンド・コンサルティング)という。
5月に設定されたファンドの中で最も多くの資金を集めたのは、野村アセットマネジメントの「野村日本割安好配当株投資0805」で設定額は706億9100万円。2位はラッセル・インベストメントの「ラッセル世界環境テクノロジー・ファンド」で385億1300万円。次いでドイチェ・アセット・マネジメントの「DWS ロシア・ルーブル債券投信(毎月分配型)」の282億7100万円となった。
野村のほか、日興アセットマネジメントや岡三アセットマネジメントなどが「割安な日本株」に着目したファンドを相次いで設定した。ただ、野村のファンドは大型設定となったが、日興の「日興ジャパン高配当株式ファンド」は178億円、岡三の「日本株式厳選ファンド2008─5」は32億円を集めるにとどまった。
日本株については「投資家も販売サイドも強気になり切れない」(大手証券)状況が続いており、日本株ファンドの人気が復活するには「さらなる相場の上昇が必要」(同証券)とみられている。
一方、新興国関連の人気は根強く、「特にブラジルなど資源のある新興国関連への投資意欲が強まっている」(日興コーディアル証券)という。
6月もロシア、ブラジル、中東など新興国関連のファンド設定が続く。また、6月の設定予定本数は2日現在で既に36本に達しており、5月より大幅に増える見通し。ただ「投資のコアになる商品というより、サテライト的なファンドが多く、なかなか大型化しにくのではないか」(同証券)とみられている。
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