日経平均は反落、海外勢や個人投資家の買い意欲はしっかり

2008年 06月 5日 15:56 JST
 

 [東京 5日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反落。先物主導で下げた一方、前日にぎわった電池などの材料株に利益確定売りが出た。半面、1ドル105円台後半まで進んだ円安を好感して自動車株の一角が切り返したほか、中小型株が買われたという。

 東証1部の騰落数は、値上がり銘柄1014に対し値下がり590銘柄、変わらずが111銘柄と値上がり銘柄が多く、「個人投資家が低位株を循環物色しているようだ」(国内投信)との観測が出た。「海外勢の買いも入り、需給は改善している」(三菱UFJ証券投資情報部部長代理 山岸永幸氏)といい、指数は低下したものの、海外勢や個人投資家を中心に市場センチメントは良好だ。

 東証1部の売買代金は2兆6252億円だった。業種別では海運や小売、鉄鋼が上昇した。不動産や鉱業、石油・石炭、銀行はさえない。

 みずほインベスターズ証券投資情報部部長 石川照久氏は「足元の相場は先物の動きと、海外投資家や個人投資家など実需筋の動きの両輪で展開している」と指摘している。別の市場関係者も「きょうは先物では売り先行だった半面、海外投資家が主力銘柄を現物買い、個人投資家やディーラーが材料株・低位株を物色し、終日安値圏ながら下値は底堅かった」(国内証券)と述べた。

 「値上がり上位銘柄をみると値動きの軽い銘柄がそろっている。個人投資家の資金の回転が効き始めている証左だろう」(国内証券情報部)との声もあった。

 個別銘柄では、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)やホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)が後場、プラスに転じた。ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などのハイテク株やみずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などの大手銀行株はさえない。米国市場での原油価格の続落を受けて、国際石油開発帝石ホールディングス(1605.T: 株価, ニュース, レポート)も売られた。

 一方、新日本製鉄(5401.T: 株価, ニュース, レポート)やJFEホールディングス(5411.T: 株価, ニュース, レポート)などの鉄鋼や、信越化学工業(4063.T: 株価, ニュース, レポート)などの化学は終日しっかり。商船三井(9104.T: 株価, ニュース, レポート)などの海運も、ばら積み船運賃の総合指数であるバルチック海運指数が5日続伸となったことを好感し上昇した。ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)も買われた。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)

 
 
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