インド株は08年末までに1万3000に下落へ=クレディ・スイス

2008年 06月 10日 16:07 JST
 

 [ムンバイ 9日 ロイター] クレディ・スイスは、インド株式市場について、中央銀行が原油高によるインフレ抑制のため利上げする可能性があるため、主要株価指数SENSEX指数は年末までに1万3000近辺に下落し、10カ月来安値をつける可能性があると指摘した。

 クレディ・スイスのインド法人のニレシュ・ジャサニ調査部長は「市場はまだ、事業法人や銀行が示している収益悪化見通しを織り込んでいない」と述べた。

 先週5.1%下げたインド株式市場は9日も一時2.5%下落した。外国人投資家は今年、インフレと成長減速懸念から48億ドル相当の株式を売り、年初来では25%下落している。外国人投資家は昨年、174億ドル相当のインド株を買い、指数は47%上昇した。

 9日のSENSEX指数の終値は1万5066.10。

 同氏によると、総選挙を控えた先行き不透明感も投資家心理を冷やしている。

 政府は07/08年度の経済成長率が8.5%程度と予想しているものの、これまでの金融引き締め策の効果が表れ出すため、8%を割り込むとの予想が多い。

 ジャサニ氏はルピーの対ドル相場について、経常赤字の拡大に圧迫され今年度は引き続き軟調に推移し、インフレ率は9月までに9─9.5%になると予想。 

 ルピーは今年8%以上下落し、先月には13カ月ぶり安値の43.21ルピーをつけた。これを受け、当局は国内企業による海外借り入れ規制を緩和し、中銀は外為市場で介入を実施している。

 同氏は「ルピーが1%下がるごとに経常赤字が15%増える。そのため、政府はルピー安に歯止めをかけたい考えだ」と述べた。

 
 

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