インタビュー: ハイブリッド車、当面は日本が主要生産拠点=トヨタ

2008年 06月 11日 19:18 JST
 

 [東京 11日 ロイター] トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)の内山田竹志副社長は11日、ロイターとのインタビューで、ハイブリッド車の主要な生産拠点は当面は日本になるとの見方を示した。

 同社は10日、オーストラリアとタイで「カムリ・ハイブリッド」を現地生産すると立て続けに発表したが、コストなどの面で折り合う国がすぐには見つからないという。

 内山田副社長は「現地生産したいという要望が強いのは英国やフランスなどの欧州。しかしベース車となるカムリを現地で作っていないので、具体的にハイブリッド車を生産する計画はない」と語った。

ハイブリッド車を現地生産する場合、当初は生産台数が少ないため、オーストラリアやタイのようにベースとなる車を活用しないとコスト割れする可能性がある。たとえば「プリウス」を現地生産する場合、ベース車がないため「商売として成り立つ形で作るには相当の台数が必要だ」(内山田副社長)という。

 トヨタは2010年代の早い時期にハイブリッド車の年間販売を100万台に倍増させる計画だが、内山田副社長は「その時点ではほとんどが国内生産。35─40%はプリウスだろうから海外では生産しにくい」と述べた。一部では、米カリフォルニア州にあるGM(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)との合弁工場でプリウスを生産すると報じられたこともあったが、内山田副社長は「それはない」と否定した。

 このほか内山田副社長は、2009年から少量生産を始める車載用リチウムイオン電池について、2010年から法人向けに発売する家庭で充電可能な「プラグインハイブリッド車」以外にも搭載する方針を明らかにした。従来のニッケル水素電池に比べて小さいため、小型車に積むことを考えているという。

 09年に発売する3代目プリウスには、従来どおりニッケル水素電池を搭載すると語った。

 (ロイターニュース 久保 信博記者、金昌蘭記者)

 
 
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