米FRBに広範な権限付与すべき=財務長官

2008年 06月 20日 07:55 JST
 

 [ワシントン 19日 ロイター] ポールソン米財務長官は19日、大手投資銀行に対する情報提供の要求など広範な権限を連邦準備理事会(FRB)に付与する必要があるとの考えを示した。また、市場は一部企業の経営破たんの可能性に備える必要があると述べた。

 長官は講演原稿で「高度に複雑な金融機関から必要な情報を入手する権限や、システムを保護するために介入する責務を、いかに(FRBに)付与するのが最も適切かわれわれは早急に検討しなければならない」と述べた。「(権限の付与により)システムが脅威に直面した時に全体を安定化させるという、国から期待されるようになった役割をFRBが果たせるようになる」と指摘した。

 JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)によるベアー・スターンズ買収支援でFRBが資金を供給したことや、それをめぐる混乱については、現体制の「旧式な性質をはっきりと浮き彫りにした」との認識を示した。 

 「1998年のロングターム・キャピタル・マネジメント(LTCM)であろうが今年のベアー・スターンズであろうが、容認できないシステミックリスクをもたらす状況を回避するためFRBが介入することを米国は期待するようになった」と指摘。「ただ、FRBには明確な法定上の権限も、金融システム全般にわたるリスクを想定し対処する任務もない」と語った。

 
 
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