米住宅市場の好転、従来より困難=調査

2008年 06月 24日 10:48 JST
 

 [ニューヨーク 23日 ロイター] 23日発表された米ハーバード大学の調査によると、物件差し押さえ数が過去最高水準に上っていることと与信の制限により、米住宅市場の低迷からの回復は、従来以上に困難な見通しだ。

 調査は、2年に及ぶ住宅価格の下落が家計の資産を侵食、個人支出を抑制し、経済成長の下押し要因となっていると指摘。価格の底打ちを潜在的買い手が確信するまでこの傾向は変わらないとみている。

 全国住宅価格は2006年のピーク時に比べ16%下落し、米連邦準備理事会(FRB)も積極的に介入してはいるものの、住宅ローン金利がここ9カ月の最高水準に上昇し、融資基準が厳格化していることを背景に、潜在的買い手は引き続き様子見に回っている。

 ハーバード大のニコラス・P・レトシナス氏は「歴史的に、住宅市場は経済がリセッション(景気後退)局面に入り、ローン金利と価格の低下によって住宅が入手しやすくなって初めて回復している。異例な高水準にある差し押さえ件数や信用市場の制約を考慮すれば、今回は回復までに一段と長い時間がかかるだろう。住宅市場の冷え込みはまだ全過程を終えていない」と述べた。

 
 
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ロイターオンライン調査

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