欧米金融機関の資金繰り問題が再燃、円売り要因との見方も

2008年 06月 24日 16:50 JST
 

 [東京 24日 ロイター] 24日の東京市場は米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にして方向感なく小動き。株式市場ではドル相場が安定しているため、企業業績に対する悲観論がやや後退、下値を支える要因になっている。

 ただ、為替市場では欧米の金融機関がサムライ債(円建て外債)など円資金を調達して自国通貨に替えていることが円売りの一因、との声が出ており、四半期末を前にした資金繰り問題にも関心が高まっている。

 <予想外の円安、日本株の下値をサポート>

 株式市場では日経平均が前日終値を挟んで小動き。FOMCを控えて見送りムードが強く、「あえてリスクを取るような投資家は少ない。海外勢の動きも鈍っている」(ピクテ投信投資顧問・ヘッドトレーダーの小野塚二也氏)。国内運用資金とみられる買いがみずほFG(8411.T: 株価, ニュース, レポート)、キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)などのコア銘柄に入り指数は下げ渋っているが、反発力は弱い。

 不透明要因が多い中で、日本株を下支えしているのは為替の安定だ。「予想外の円安が続いているほか、企業のコスト削減努力など事前に織り込まれていない要素も加わってくる。4―6月期の業績は期初に悲観されたほど悪くない可能性があり、売り込むのも難しい」(大手証券)との声も出ている。

 ある欧州系証券筋は「多くの投資家は(取引を)休むことが今、一番いいと考えている。先行き不透明感が強くても、少しでも方向性が見えてくれば、先に出て行こうとする投資家がいるものだが、そうした投資家もいないくらい、相場やファンダメンタルズの行方が読めなくなっている」と話す。

 <FOMC声明、玉虫色で決着か>

 注目のFOMCは25日(日本時間26日未明)に結果が判明するが、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標は現行の2%に据え置きとの見方が大勢となっている。声明文でも「引き締め、緩和のどちらかにバイアスが傾けば為替か株式のどちらかの市場に波乱が起こる、結局、『景気に配慮しつつ、必要な手段を見極めていく』といった玉虫色の表現になるのではないか」(住信アセットマネジメント株式運用部長の三澤淳一氏)との見方が出ている。  続く...

 
 
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