ロイターサミット:バークレイズとの提携は広範囲=三井住友FG
[東京 2日 ロイター] 三井住友フィナンシャルグループの北山禎介社長は2日、ロイター・インベストメント・サミットで、5億ポンド(1075億円)の出資を決めた英銀大手バークレイズとの業務提携について、アフリカやアジアでの法人向け業務や日本国内での富裕層ビジネスなど幅広い分野で検討する方針を表明した。
今後、両社で提携の具体的内容を詰める。バークレイズと長期的に強固な関係を築くため、両金融グループの経営層や中間層での人事交流も進めるとした。
<人材交流でバークレイズとの関係を強固に>
三井住友FGは6月、傘下の三井住友銀行が英銀大手バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)が公表した総額45億ポンド(約9500億円)のうち、5億ポンド(約1075億円)を引き受けると発表。両社は業務提携の検討開始で合意している。
北山社長はバークレイズへの出資の狙いについて「地域や業務面で補完関係が望める」と説明。バークレイズの金融商品を三井住友の顧客層に販売するなどの富裕層ビジネス面での協業や、南アフリカやインドなどのバークレイズが強いネットワークを持つ地域でストラクチャード・ファイナンスやシンジケート・ローンなどの銀行業務を共に展開する考えを示した。三井住友が強い顧客基盤を持つアジアでも協業を進める。
北山社長はバークレイズと「長期的に強固な関係を築きたい」と強調。両グループのマネジメント層、中間層の交流も進めるとした。また、行員をバークレイズに派遣し、三井住友が弱い金融業務の研修も検討する。
バークレイズへの追加出資の可能性については「現在はまだ関係構築の第一段階」とし、「現時点では考えてない」と語った。ただ、「出資の制約はない。追加出資をするかどうかは、将来決めることになるだろう」と述べた。
<商業銀行業務での補完関係が築ける相手> 続く...













