ファーストリテの9―5月期は27%営業増益、既存店売上計画を上方修正

2008年 07月 10日 17:16 JST
 

 [東京 10日 ロイター] ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)は10日、9―5月期の連結営業利益が前年同期比27.7%増の757億円になったと発表した。国内ユニクロを中心に売り上げが好調に推移したほか、売上高総利益率も前年同期比2.9%ポイント改善した。

 下期の既存店売上高は、従来計画の1.9%増を2.9%増に引き上げた。ただ、消費環境が厳しいなか、粗利益率は慎重に見通しており、08年8月期の業績予想は据え置いた。

 小売り各社が衣料品販売の低迷で打撃を受ける中、ファーストリテの好調な決算は際立っている。吉高信執行役員CFOは会見で「消費者が求めている商品をリーズナブルな価格で提供することができた。ユニクロのブランド認知度も上がった」と、好調な理由を分析した。

 9―5月期の連結売上高は、国内ユニクロ事業、海外ユニクロ事業、グローバルブランド事業などがそれぞれ伸び、前年比11.4%増の4581億円となった。

 国内ユニクロ事業では、値引き販売のコントロールを強化したほか、売り上げが好調に推移したことで在庫処分が少なかったことなどから、粗利益率が改善。中間期時点で黒字化した海外ユニクロ事業が黒字を維持したほか、国内関連事業の赤字幅も縮小した。

 経常利益は25.6%増の748億円、当期利益は26.8%増の400億円となった。

 2008年8月期の連結営業利益予想は前年比23.4%増の801億円とする従来予想を据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト15人の予測平均値811億円を下回った。吉高CFOは「市場の環境は厳しく、売り上げの状況や消費環境は先が読めない」とし、通期見通しは据え置いたとしている。

 連結売上高は5855億円(前年比11.5%増)、経常利益は791億円(同22.4%増)を見込んでいる。通期の既存店売上高は、下期の上方修正を受け、従来計画の1.7%増を2.1%増に引き上げた。  続く...

 
 
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