国内債1000―2000億円積み増し=日本生命の4─6月期運用実績
[東京 10日 ロイター] 日本生命保険の赤林富二財務企画部長はロイターとのインタビューに応じ、2008年第1・四半期(4―6月期)に国内債を1000―2000億円積み増したことを明らかにした。
円金利の上昇を受けて期初計画を上回るペースで増加させており、このまま金利の上昇基調が続けば、通期計画の4000億円増を上回る可能性もあるとしている。一方、為替の円高が予想ほど進まなかったためオープン外債投資は横ばいにとどめたが、ヘッジ外債を数百億円積み増した。赤林氏の発言要旨は以下の通り。
<円金利上昇続けば期初計画4000億円増は上積みへ>
第1・四半期は円債を1000―2000億円程度積み増した。期初段階では国内債券を4000億円増、うち半分程度を資産担保証券(ABS)や社債に充当する計画だったが、足元の円金利上昇や下期は景気減速で金利が再び低下するとの見方から、計画を前倒しした。金利の上昇基調が続けば、通期では期初計画に上乗せするつもりだ。水準は少し遠いが、20年債は2.5%に近づく時にもっと強く買いを入れたい。10年債は2%付近へ上昇すればいいと思っている。クレジット物は数百億円程度の増加となった。
<円高進まずヘッジ外債を数百億積み増し>
ヘッジ外債は数百億円の積み増しとなった。期初計画は微減だったが予想に反して円高が進まず、9月頃まで円高基調が続きオープン外債を積み増すとの計画が年度後半へずれ込む見通しとなったことで、短期運用でヘッジ外債を入れた。オープン外債は2000億円増の計画に対し、第1・四半期はほぼ横ばい。ドルが105円を割り込む水準となれば買いを入れたい。為替は現在ややドル高/円安が進んでいるが、下期は減税効果の一巡した米国が景気減速に向かいドルが下落、円高が進む局面があると見ている。
<日本株は下落局面で買いを検討>
株式は米国株を中心に数百億円を積み増した。日本株は横ばい。ただ、日経平均株価が1万3000円を割り込むなど株価の下落で割安感は強まっており、日本株の下落局面では買いを入れたいと考えている。 続く...












