日経平均は反落、米シティ決算と3連休前に様子見

2008年 07月 18日 15:51 JST
 

[東京 18日 ロイター] 東京株式市場の日経平均は3日ぶりに反落。午前は前日の米株高と円安を好感し買い戻しが入ったが、今晩の米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算およびそれを受けた米株市場への警戒感や3連休前のポジション手仕舞いなどで徐々に上値を重くした。

 市場では「日本の連休中に米株が下落する可能性もあるとみて、小口のポジション調整の売りが出た」(準大手証券)との声がきかれた。

 東証1部の売買代金は1兆9000億円と2兆円に届かない薄商い。東証1部の騰落数は値上がり390銘柄に対し値下がり1210銘柄、変わらずが117銘柄となった。 

 17日の米株式市場引け後に発表された決算で下振れが相次いだことから、GLOBEX(シカゴの24時間金融先物取引システム)は東京時間に入っても軟調に推移したことから、今晩の米株が急落するとの警戒感が相場の重しとなった。「大口の売りはないが買いもない。3連休前で国内機関投資家は動かなかった」(国内証券)という。

 市場では「手仕舞い売りがほとんど。売り仕掛けはないので、どんどん下げる様子もない」(別の国内証券)との声が出た。ただ、ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙が、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)が、新株発行により最大100億ドルの増資を検討していると報じたが、市場の反応はほとんどなかった。「増資自体は好材料だが、国有化の可能性が取りざたされるなかで既存株主が引き受けるだろうか」(準大手証券)と疑問の声があがった。

 個別銘柄では、インドへ本格参入と報じられた野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)がしっかり。三井化学(4183.T: 株価, ニュース, レポート)が続伸した。17日の米原油先物が1バレル=130ドルを割り込んだことで、コスト増に対する過度の懸念が後退したという。

 大手銀行株は三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)が買われた半面、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)が後場、売られるなどまちまち。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)や商船三井(9104.T: 株価, ニュース, レポート)は後場、反落した。ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)などのハイテク株は軟調。原油価格の続落を受けて、国際石油開発帝石ホールディングス(1605.T: 株価, ニュース, レポート)は売られた。ヤフー(4689.T: 株価, ニュース, レポート)が下落。米ヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)が日本のヤフー株売却を検討しているとの一部報道が売り材料となった。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)

 
 
Photo

ロイターオンライン調査

写真

デフレ環境下で急速な円高が進み、「ドバイショック」も加わった。「日本株は売り材料ばかりで、八方ふさがりだ」との声も。  ブログ