FRBは世界のインフレ圧力緩和のため利上げすべき=欧州のG7筋

2008年 07月 25日 14:08 JST
 

 [24日 ロイター] 欧州のG7関係筋は、ロイターに対し、米連邦準備理事会(FRB)はドル安に歯止めをかけ、世界のインフレ圧力を緩和するため、金利を引き上げるべきだとの考えを示した。ただ、それが実現する可能性は低い、との見方を示した。

 ユーロ相場が対ドルで過去最高値を更新し、欧州中央銀行(ECB)がインフレ圧力を抑えるため金利を引き上げる中、ユーロ圏のG7当局者は米国の政策に対する苛立ちを強めている。経済・金融政策に関与しているある高官は、協調姿勢がないと批判した。

 欧州の当局者は中国に対しても苛立ちを募らせている。欧州のG7当局者は、中国は利上げを通じて世界の金融システムを守るためにもっと貢献できるが、国内政策によってそれが妨げられている、と指摘した。

 G7当局者によると、過去数週間の間に金融市場の混乱をめぐって定期的に協議が行われているが、世界経済が直面している問題に取り組むための共同プランについてはほとんど進展がないという。

 G7筋は「世界のインフレを抑制するためにFRBは利上げすべきだが、米国は金融セクターの問題を懸念しているため、大統領選挙の前に利上げが行われるとは考えにくい」とした上で、「FRBが利上げするか、少なくとも利上げする考えを明確に表明すれば、中国経済の減速にもつながるほか、原油価格を押し下げ、ユーロ高にも歯止めがかかるだろう」と述べた。

 中国経済について、あるG7筋は「(人民元は)明らかに上昇する必要があり、金利の引き上げも必要だ。人民銀行の当局者と話をすれば、彼らはそれをよく理解しているが、問題は、人民銀行ではなく中国政府が政策を握っていることだ」と述べた。

 G7関係者は7月末に日本で代理会合を開催する。しかし、あるG7筋は「定例会合に過ぎない」と述べた。

*この記事は情報源を秘匿するため、発信地を表記していません。

 
 
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