原油価格の高騰、ドル安や投機は2次的要因=米財務次官

2008年 07月 30日 08:56 JST
 

 [ワシントン 29日 ロイター] 米財務省のマコーミック次官(国際金融担当)は、この数カ月の原油価格高騰について、需要の増加が供給の伸びを上回ったためと述べ、ドル安と原油先物の投機的取引は原油高の2次的な要因とする米政府の見解をあらためて示した。

 ピーターソン国際経済研究所で行う講演原稿で「需要の伸びが強い一方、生産は伸び悩んでいる。原油が限られているため、価格が上昇するのは当然だ。これがこの数年間、起きていることだ」と述べた。

 次官は、中国やインドなど新興国の石油消費拡大を受けて、この10年にわたって需給がひっ迫していると指摘。通貨下落や投機的取引は、需給に比べると「比較的小さな」要因にすぎないと強調した。

 次官は「こうした2次的要因への懸念に惑わされず、消費意欲と生産能力の差という根本的な問題に目を向ける必要がある」と述べた。

 次官はドル安の影響は「比較的小さい」と主張。その理由として、原油価格はユーロや円建てでも上昇していること、ドルが比較的安定していたこの120日間も原油価格は上昇し続けたことを指摘した。

 
 
Photo

ロイターオンライン調査

写真

デフレ環境下で急速な円高が進み、「ドバイショック」も加わった。「日本株は売り材料ばかりで、八方ふさがりだ」との声も。  ブログ