WTO交渉決裂、中印は役割自覚して行動する必要=官房長官

2008年 07月 30日 12:10 JST
 

 [東京 30日 ロイター] 町村信孝官房長官は30日午前の会見で、世界貿易機関(WTO)の閣僚会合が決裂したことを受けて、日本としては世界各国の関税障壁が低くなることは歓迎すべきとの立場で臨んでおり、交渉が決裂したことは残念との認識を示した。

 さらに「交渉が始まった7年前と比べて中国、インドなどの影響力は向上している分、その責任に見合う発言、行動について、自国の利益を重視するあまり、世界経済全体のことをどこまで考えたのか疑問だ。今後彼らが世界経済全体に占める役割をしっかりと自覚して行動してほしい」と注文をつけた。

 WTO会合に出席していた甘利明経済産業相と若林正俊農水相は31日午後帰国。福田康夫首相はWTO交渉の行方を見極めてから内閣改造を考えると見られていたことについて、官房長官は「まだ首相とそのことについて話していない」と答えるにとどめた。

 町村官房長官によると、福田首相はWTO交渉の決裂について「極めて残念。これまでの交渉を土台としてどのように交渉を進めるべきか真剣に検討していく。また世界経済の先行きに懸念材料がある中で、サミット議長国として対外経済政策、国内経済政策に取り組んでいく。WTO交渉は世界経済の健全な発展に資するため、粘り強く取り組んでいく。農業分野については一層の体質強化につとめていく」との談話を発表した。

 
 
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