前場は反落、短期筋の先物売りや海外勢の売りに押される
[東京 1日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反落。300円近い下げ幅となっている。前日の米国株安や円高を嫌気して幅広い銘柄に売りが先行した。
1日に発表される7月米雇用統計に対する警戒感が強く、積極的な買いを手控える投資家が多いなか、海外勢の売りや短期筋の先物売りに押される展開となっている。NEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)など決算が不振の銘柄が安い。東証1部売買代金は1兆0179億円と薄商い。
前場の東証1部騰落数は値上がり235銘柄に対して値下がり1402銘柄、変わらずが81銘柄だった。
米国株を受けた東京市場では、朝方から幅広い銘柄に売りが先行した。海外勢が銀行、ハイテク、不動産など中心に売りを出したほか、短期筋の先物売りも目立った。「今晩の7月米雇用統計が悪化するとみられている中で、あえて買いを急ぐ投資家は少ない。買いよりも売りを仕掛けたほうが取れるとの見方から、NEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)など個別銘柄に売りを仕掛ける動きも出て、投資家のマインドを冷やした」(みずほインベスターズ証券エクイティ部長の稲泉雄朗氏)という。
今晩発表される7月の米雇用統計やISM製造業景況指数などの経済統計に対する警戒感が強く、新規買いが手控えられているほか、国内企業決算が総じてさえないとの認識も広がっている。任天堂(7974.OS: 株価, ニュース, レポート)やコマツ(6301.T: 株価, ニュース, レポート)が下げ止まらず、「三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)の決算で大手銀行の業績悪化が鮮明になってきたとの見方もあり、実需の投資家がほとんど動けない」(国内証券)との声が出ている。
個別では、日立(6501.T: 株価, ニュース, レポート)、日清食品(2897.T: 株価, ニュース, レポート)など好業績株が散発的に買われた。半面、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などの銀行株がさえないほか、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの自動車株もさえない。ジョイント(8874.T: 株価, ニュース, レポート)、パシフィックHD8902.Tなど新興不動産株の下げもきつい。
(ロイターニュース 河口 浩一)
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