JPモルガン、信用スプレッド拡大で7月以降に15億ドルの損失発生
[12日 ロイター] JPモルガン・チェース(JPM.N: 株価, 企業情報, レポート)は、7月以降に約15億ドルの損失が発生したと明らかにした。
JPモルガンは11日に規制当局に提出した資料で、信用スプレッドの拡大や低い流動性、信用市場や住宅ローン市場の混乱による打撃が継続したと述べた。
同社は第3・四半期の取引状況について、前期に比べて「著しく悪化した」とし、住宅ローン担保証券とローンのスプレッドが「大きく拡大した」と述べた。
この資料によると、JPモルガンは6月30日時点で163億ドル相当のレバレッジドローンとアンファンデッド・コミットメントを保有している。
同社は「レバレッジドローンとアンファンデッド・コミットメントは効果的なヘッジが困難だ。この資産クラスは、市況が一層悪化した場合、さらなる値下げが必要になる可能性がある」と述べた。
また、JPモルガンは同日時点で総額195億ドル相当のプライム、およびオルトA(プライムとサブプライムの中間)住宅ローンのエクスポージャーを保有している。さらに190億ドル相当のサブプライム住宅ローンのエクスポージャーと、116億ドル相当の商業用不動産担保証券(CMBS)のエクスポージャーを保有している。
JPモルガンは、顧客ポートフォリオの信用トレンドの悪化が継続する公算が大きく、2008年の残りの期間について、貸付損失引当金の積み増しを余儀なくされる可能性があると述べた。
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