五輪=競泳の北島が200m平でも金、2種目2連覇達成
[北京 14日 ロイター] 北京五輪男子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得した北島康介は14日、男子200メートル平泳ぎ決勝でも優勝し、2大会連続の金メダルに輝いた。日本競泳界の頼れるエースはアテネに続き2種目で2連覇という偉業を達成した。
今大会2個目の金メダルを獲得した北島は「ほっとしている。最高に気持ちよく泳げた」と心境を語った。タイムは2分07秒64で五輪記録を更新したが、6月のジャパン・オープンで自身が樹立した世界記録には0秒13届かず、100メートルに続く「世界新での金メダル」は逃した。ただ、2位以下に1秒24以上の差をつけるなど終始ライバルを圧倒する展開だった。
「記録が出なくてちょっと悔しいが、優勝できたことに感謝している。もう1回この場所に戻ってこれるとは思っていなかったので、もう1回この舞台に立てたことと、1番高いところにのぼれることに感謝している」と、北島はレース直後のテレビのインタビューで語った。会見では「目標としていた金メダル2つを取ることができて大満足している。この瞬間を夢見てやってきたかいがあった。自分の中では高い達成感がある」と述べた。
「オリンピック依存症」と自称するほど五輪への思いが人一倍強い北島。レース後も「五輪の意味は」との問いに「僕の人生です」ときっぱり。この日も「五輪にかけてきたので北京で最高の自分を表現できればいいなと思って臨んだ」という。
アテネ五輪後の4年間、浮き沈みを繰り返しながらも高地合宿による体力作りなど苦しい練習に耐え、北京大会に照準を合わせて調整してきた。「プロセスが大事だっていう人はたくさんいるけれども、僕は結果を残したい」と強い意気込みを示していた北島がその言葉通り、歴史に残る結果を残した。
<100メートルの優勝が弾みに>
200メートルの決勝はこの日の競泳第1種目で開始は現地時間午前10時すぎと早かった。スタート後100、150メートル時点で世界記録更新ペースを維持していたが、最後の50メートルでやや失速した。北島は「朝一だったからね。11時台だったら(更新の)可能性があった」と苦笑い。100メートル決勝で世界新をマークして優勝した際には涙を見せた北島だったが、今回は記録のせいもあってかやや冷めた表情だった。
宿敵のブレンダン・ハンセン(米国)が米五輪予選で200メートルの出場権を逃し、今回の200メートルでは強敵が不在だったことも感動を小さくさせたのかもしれない。北島は今大会のレースを振り返り「100の金が大きかった。100を取ってなかったら焦っていた」と分析する。 続く...













