IBM、ウェブ上のデータ復旧センターに330億円投入へ=副社長

2008年 08月 20日 15:38 JST
 

 [ボストン 19日 ロイター] 米IBM(IBM.N: 株価, 企業情報, レポート)は、ウェブ上にデータを保存する13の「クラウドコンピューティング」データセンターの構築に今年3億ドル(約330億円)を投じる計画。マイク・リーゲル副社長がインタビューで明らかにした。

 クラウドコンピューティングは、災害でコンピューターシステムが破壊された場合に備え、データの早急な復旧ができるように、ウェブ上にデータを保存できるサービス。このサービスがウェブ上に雲(クラウド)のように存在することからこの名前が付いている。

 同社は現地時間20日に計画の詳細を発表する予定。

 中国、日本、トルコ、ポーランド、フランス、米国を含む10カ国でこのセンターの構築を計画している。

 同社は、現在154あるデータセンターのうち、このクラウドコンピューティングのデータ復旧技術を導入しているセンターは5カ所にも満たない。最も古いものは設立後40年以上経過している。

 新技術では、コンピューターのデータは暗号化され、ウェブを通じて自動的にIBMのクラウドコンピューティングセンターに送信される。

 同社のリーゲル副社長は、この新技術について、顧客のコンピューターが故障したり、データセンターが破壊された場合に失われたデータを2─6時間でウェブを通じて復旧させることができる、と述べた。

 同氏によると、「データ・ミラーリング」として知られる従来のデータ復旧技術は、クラウドコンピューティングよりもはるかに高額で、2つの場所に保存した2組のデータに依存していた。ただ、1時間以内のシステム修復が可能だった。

 データ復旧分野では、米ヒューレット・パッカード(HP)(HPQ.N: 株価, 企業情報, レポート)や株式非公開の米サンガードなどがIBMと競合している。

 
 
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