ドル買いトレンド失速か、米金融セクター不安と商品相場の反発で
[東京 22日 ロイター] 来週の外為市場は、米政府系住宅金融機関(GSE)の財務不安や商品相場の下げ一服を受けた米株価、金利動向に神経質に反応しながら、ドルの上値が重い展開が予想される。
既に1400ポイントの下方修正を終えたユーロの足取りは依然弱く、欧州金融機関のドル資金調達需要もユーロの足かせになりそうだ。クロス円は当面の下値固めには時間を要しそうで、円を積極的に買う材料も見当たらない。
予想レンジはドル/円が107.00―110円、ユーロ/ドルは1.4700―1.5100ドル。
<ドル買いトレンドは失速か>
市場では、8月の半ばまでは、先行して現れた米国の景気減速に、欧州や日本の景気が収れんする流れが続き、相対的にドルが買われるトレンドが続いてきたが、18日の週に入って、原油や商品相場が反発に転じ、米金融セクターに対する不安が再燃して米株式が軟調になったこともあり、このところのドル買いトレンドが失速する様相を呈してきた。
「アメリカ以外の地域の景気鈍化をはやしたドル買いは失速気味で、目下、市場の関心はアメリカの金融問題、特にGSEの財務不安に向いている。下落基調だった原油も売り一巡感が出てきており、ドルの上値は追いづらい」とみずほ総合研究所・市場調査部・シニアエコノミストの武内浩二氏は語る。
米経済指標では住宅関連指標が目白押しだ。26日には米7月の新築住宅販売、7月の米住宅着工許可件数改定値、6月の米S&P/ケースシラー住宅価格指数、7月の米新築住宅販売、27日には 米住宅ローン指数、住宅借換え申請指数などの発表が予定されている。
「住宅販売の低調は続き、住宅価格の下落基調も変化なしだろう」とみずほ総研の武内氏は言う。 続く...












