オバマ候補が指名受諾演説、ブッシュ政権との決別を訴え

2008年 08月 29日 13:03 JST
 

 [デンバー 28日 ロイター] 米民主党の大統領候補に正式に指名されたオバマ上院議員は、指名受諾演説を行い、共和党の大統領候補に指名される予定のマケイン上院議員を強く批判するとともに、ブッシュ大統領が政権についていた過去8年間に低迷した経済を立ち直らせると約束した。

 オバマ候補は、共和党のマケイン氏について、米国の景気を低迷させ、世界における米国の地位を低下させたブッシュ大統領の政策を支持してきたと指摘、「われわれはこの国を非常に愛しており、次の4年間を過去8年間のようなものにすることはできない。それがわれわれがここにいる理由だ。11月4日には、われわれは立ち上がって『この8年でもうたくさんだ』と言わなければならない。米国は本来、もっと良い国だ」と述べた。

 オバマ候補は、故キング牧師が「アイ・ハブ・ア・ドリーム」と訴えた有名な演説から45周年目の記念日に当たるこの日、デンバーのフットボールスタジアムで、約7万5000人の支持者を前に演説した。

 オバマ候補は、マケイン氏について、米国民が日々の生活で不安に感じていることとは無縁の存在で、経済、医療、教育などの重大な問題に関して「独らの見解を持っているとは言い難い」と批判。「私は、マケイン氏が米国民の日常生活がどうなっているかに関心がないためとは思わない。彼は、単に知らないだけだ」と述べ、マケイン氏に対する強硬な姿勢をにじませた。

 さらに、マケイン氏が議会で取ってきた投票行動に触れ、「マケイン氏は判断について語りたがるが、ブッシュ大統領が90%以上正しいと言ってきた彼の判断とは何だろうか」と批判。「私は10%の変化の可能性にかけることなどできない」と述べた。

 さらに「ブッシュ―マケインの外交政策は、米国民、民主党と共和党が協力して築いてきたかけがえのない資産を食い潰した。われわれはそれを再生させる」と述べた。

 イラク戦争問題については、「私は司令官として、この国を守ることをためらいはしないが、危険な状況において軍を送るのは明確な使命がある時だけだ」と指摘。

 「マケイン氏は地獄の門までビンラディンを追っていくと言っているが、彼はビンラディンが潜む洞窟(どうくつ)にすら行っていない」と批判。「マケイン氏が強硬な姿勢とひどい戦略でブッシュ大統領の政策に追随するなら、それは彼の選択だが、それは米国民の選択ではない」と述べた。

 
 
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