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福田首相が辞任表明、政治空白を作らない最善のタイミングと判断
2008年9月1日 / 13:53 / 9年前

福田首相が辞任表明、政治空白を作らない最善のタイミングと判断

 9月1日、福田首相は首相官邸で緊急記者会見し、辞任を表明(2008年 ロイター/Toru Hanai)

  [東京 1日 ロイター] 福田康夫首相は1日、首相官邸で緊急記者会見し、辞任を表明した。ねじれ国会で政策が実現できないことを退陣の理由と説明し、安倍晋三前首相に続く「政権投げ出し」に、記者会見場はしばし騒然とした。 

 福田首相は会見の冒頭から、衆参ねじれ国会の中で困難を承知で政権を引き継いだが、最初から政治資金、年金記録問題など「積年の問題が顕在化し処理に忙殺された」と弁明。

 道路特定財源の一般財源化や消費者庁設置など「だれも手を付けなかった国民目線の改革に着手し一定の方向性を出した」と述べ、前週末には総合経済対策を取りまとめたが、臨時国会で対策を実施するための補正予算案や消費者庁設置法案など「国民生活に一刻の猶予もできない重要な案件を審議する」局面を前に、辞任を表明した。

 辞任を決断した理由について福田首相は「先の国会では、民主党が重要な案件の対応に応じず、国会の駆け引きで審議引き延ばしや審議拒否を行い、その結果決めるべきことがなかなか決まらない事態が生じた。今度開かれる国会で、このようなことは決してあってはならない。そのためにも態勢を整えたうえで、国会に臨むべきと考えた」と述べ、「新しい布陣のもと、政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任を決断した」と語った。

  自身の手で政策を仕上げることが首相としての責任ではないか、首相の辞任そのことが政治空白になるのではないかなどの質問には「私が続けていくのと、新しい人がやるのでは間違いなく違うと考えた結果だ。政治的に判断した」と釈明。臨時国会が始まる今が「政治空白を作らない一番良い時期と判断した」と述べたが、安倍前首相に続く唐突な辞任表明が政治不信につながるとの重ねての質問には「安倍前首相とは全く違う。健康問題はない」と突っぱねた。

 (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子記者)

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