福田首相が辞任:識者はこうみる
[東京 2日 ロイター] 福田康夫首相は1日、首相官邸で緊急記者会見し、ねじれ国会で政策が実現できないことを退陣の理由と説明し「新しい布陣の下、政策の実現を図らなければならないと判断し、辞任を決断した」と語った。市場関係者のコメントは以下の通り。
●次期政権が上げ潮路線なら海外勢が日本買いの可能性
<香港上海銀行 外国為替営業部長 花生浩介氏>
きょうの海外メディア各紙1面はハリケーンのニュース。福田首相辞任の扱いは小さい。海外勢は日本の政治が小泉元首相以降、改革路線にないことを織り込んでいる。首相が2代続けて突然辞任しても、日本株が大きく売られるようなことはないだろう。そのため為替への影響も限定的となる。
次期政権に対する海外投資家の唯一の関心は、小泉元首相が再び出馬するか、小泉政治の流れを汲む上げ潮派が出てくるかだ。上げ潮派なら期待感から日本株に興味を示す投資家が出てくるかもしれない。ただその際も、円相場はクロス円を中心に円売りで反応する可能性もある。為替の反応を見通すのは難しい。
●株にはポジティブの可能性
<大和証券SMBC グローバル・プロダクト企画部部長 高橋和宏氏>
8月の内閣改造で麻生太郎氏を幹事長に選任した時点で、福田首相の辞任はある程度、予想できた。タイミングが早まったことは、株式市場にとってはむしろポジティブな材料となるのではないか。積極的な買い材料ではないものの、政治の手詰まり感が強まっていたなか、アク抜けと捉える投資家も少なくないとみる。 続く...












