今日の株式見通し=軟調、米株安で1万2500円試す場面も

2008年 09月 3日 08:15 JST
 

 [東京 3日 ロイター] きょうの東京株式市場で、日経平均は軟調な展開になるとみられている。3連休明けの米国株式が下落したことを受けて、売り先行で始まりそうだ。

 市場では「チャートをみるとデッドクロスとなっており、下に行くサインが出ている。1万2500円の下値を試す場面もある」(国内投信)との声が出ている。

 半面、日経平均は先物に振られて前日までで2日連続の大幅下落となった後でもあり、売り一巡後は買い戻しも期待できるという。

 日経平均の予想レンジは、1万2500円─1万2800円。

 2日の米国株式市場は続落した。朝方は上昇していたが、米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業景気指数が弱かったことなどを受け、売りに転じた。一方、原油などの商品価格下落を受け、エネルギー・資源株が売られた。

 明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏は、原油価格の下落はインフレ懸念の後退として好感されるべき材料とみている。「きょうの日経平均は、2日間の大幅な下げをある程度修復してもおかしくない」(矢野氏)と述べた。ドル/円が1ドル108円台後半とやや円安に戻っており、「上値を買う投資家はいないものの、輸出関連株は物色されそうだ」(国内証券)とみられている。 

 福田康夫首相辞任を受けた自民党総裁選で出馬表明をした麻生太郎自民幹事長について

は、市場の評価は今のところ流動的となっている。景気浮揚を優先するスタンスの麻生氏が首相になった場合「たとえば、赤字国債増発で金利上昇、債券価格低下、株価上昇とのシナリオを海外投資家も含めて市場が描くかどうかが鍵となる」(国内投信)との指摘が出ている。 

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子)

 
 

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