英中銀が5カ月連続で金利据え置き

2008年 09月 5日 06:31 JST
 

 [ロンドン 4日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)は4日、5カ月連続で政策金利を5.0%に据え置いた。据え置きは市場の予想通り。インフレ率が中銀の目標の倍以上に高進しており、ロイターのエコノミスト調査でも67人全員が据え置きを予想していた。 

 しかし、英景気の減速ぶりから一部で利下げを期待していた向きもいたようで、据え置き発表直後に金利先物は下落した。

 短期金融市場は、向こう1年間に75ベーシスポイント(bp)の利下げがある可能性をかなり織り込んでいる。

 ドイツ銀行の英国チーフエコノミスト、ジョージ・バックリー氏は「利下げ予想に変わりない。しかし時期はインフレがピークを過ぎた来年以降とみている」と述べた。

 ここ数週間に発表された英経済指標は、住宅、雇用、消費者信頼感に関するものなどいずれも弱い内容だった。

 8月の金融政策委員会では、利上げ、利下げ、据え置きと意見が3つに分かれた。 

 EEFのチーフエコノミスト、スティーブ・ラドリー氏は、インフレ率が高止まりしている限り、金融政策委員会は引き続き厳しい選択を迫られると予想。

 インスティテュート・オブ・ディレクターズ、グレーム・リーチ氏は、金融政策委員会が、利下げに踏み切る前に景気減速が経済全体に波及していることを示す一段の証拠を確認したがっているとみており、金融政策委はこの時点で時期尚早の利下げを行うことで、将来インフレがさらに高まり、金利も上昇するリスクをよく認識している、と指摘した。

 
 
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