今日の株式見通し=大幅安、米株安と円高で1万2000円台前半の下値模索
[東京 5日 ロイター] 市場関係者によると、きょうの東京株式市場では日経平均は大幅安となる可能性がある。米国株が急落したことに加え、ドル安/円高が急速に進行したためで、直近安値水準である1万2500円どころを下抜けて、1万2000円台前半への下値模索になりそうだ。
日経平均の予想レンジは、1万2100円─1万2400円。
4日の欧米株価は大幅安。「5日の米雇用統計への不透明感が強まったほか、欧州経済への不安感も増大している」(銀行系証券)ためで、米新規失業保険週間申請件数が予想外の増加となったほか、8月のADP全米雇用報告の民間部門雇用者数が事前予想を下回った。欧州中央銀行(ECB)は2008年ユーロ圏GDP見通しを1.4%に下方修正した。
ドルが一時105円台まで急速に下落するなどドル安/円高が進行したことも逆風で、ヘッジファンドの閉鎖などによる手仕舞い売りへの需給面への不安がくすぶっているほか、ファンドに資金を供給していた金融機関への不安につながる可能性もある。
これを受けて、日経平均は直近安値水準の1万2500円どころを大きく下抜けそうだとみる声が多い。「先物主導でシカゴ日経平均見合いの1万2200円水準を目指してスタートすることになる」(投信)との声が上がっている。
先行き不透明感から海外長期投資家の下値拾いの買いが入りにくくなっていることに加え、国内機関投資家は9月中間期末を控えて動きにくい。個人投資家もポジションが悪化しており、買い手不在となっていることから小口の売りでも下げ幅が広がる可能性がある。
ただ「そうしたなかでも4日は2兆2000億円(東証1部)以上の商いができ、一時よりは取引が膨らんでいる」(投信)と水準感が働き始めていることを指摘する声もあり、5日の米雇用統計発表を控えて日経平均がどこで下げ止まるかが注目されている。
(ロイター日本語ニュース 松平陽子)
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