ドルが一時105円台まで下落:識者はこうみる

2008年 09月 5日 10:06 JST
 

 [東京 5日 ロイター] 東京外国為替市場では5日、ドルが一時105.67円まで下落、1カ月半ぶりの安値を更新した。ドル/円は、海外の前日安値を下抜け7月17日以来のドル安/円高水準をつけたが、その後106円台後半まで回復した。

 ユーロ圏経済は弱いとのトリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁発言がきっかけとなりユーロが大きく下落し、ドルと円がともに強含みとなった前日の流れが続いている。ユーロ/ドルも一時1.4212ドルまで下落し、昨年10月以来、11カ月ぶりの安値をつけた。

 市場参加者のコメントは以下の通り。

●利下げ期待でリスク削減の動き、期末控えドルと円に買い戻し

<バンク・オブ・アメリカ 日本チーフエコノミスト兼ストラテジスト 藤井知子氏>

 世界的な利下げ期待の高まりや株安で投資家がリスク削減の動きを強め、低金利通貨であるドルと円でファンディングされたマネーが巻き戻されている。海外ヘッジファンドの四半期末、本邦の中間期末というタイミングもその動きを増幅させている。中間期末までまだ1カ月弱あり、現在の動きがすぐに止まる保証はない。クロス円を中心にまだ円高が進むと見ている。ベアー・スターンズ救済時の3月安値を割り込んだクロス円の下値めどは、サブプライム問題が表面化した昨年8月の水準となる。クロス円で円が全面高となれば、ドル/円も円高方向に動かざるを得ないだろう。

●円売りポジション巻き戻し、資本流出トレンドに注目

<JPモルガン・チェース銀行 FXストラテジスト 棚瀬順哉氏>  続く...

 
 
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