ドルが上昇、米FOMCの金利据え置き決定で
[ニューヨーク 16日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。米連邦公開市場委員会(FOMC)は政策金利を2%に据え置き、当面は利下げよりも流動性供給策で金融市場の混乱の沈静化を図る姿勢を示した。
前日には米株式市場が大幅に下落。米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)をめぐる懸念が高まるなか、利下げを期待していた投資家もいたため、金利据え置き発表直後のドルは値動きが荒くなった。
ただ、投資家はFOMCの決定や声明内容を吟味する中で、そのプラス面に注目した。ブルームバーグが関係筋の話として、連邦準備理事会(FRB)がAIGに対する「融資パッケージ」を検討していると報じたことを受け、ドルは対円で上げ幅を拡大した。
テンパス・コンサルティングのトレーディング部門バイスプレジデント、グレッグ・サルバジオ氏は「現時点でFRBが金利を動かさなかったことで、状況がこれまで考えていたほど悪化しておらず、AIG問題が解決すれば状況は良くなるという確信をわずかながらも市場にもたらした可能性がある」と述べた。
終盤の取引でユーロ/ドルは0.8%安の1.4153ドル。主要6通貨に対するICEフューチャーズ(旧NY商品取引所)ドル指数は、0.8%上昇し79.109となった。
ドル/円はほぼ4カ月ぶりの安値から戻し、1.6%高の106.24円。ロイターのデータによると、一時は5月下旬以来の安値である103.55円をつける局面もあった。
ユーロ/円は0.7%高の150.40円となった。
世界的な信用不安の中、神経質になった投資家によるドルへの逃避買いが進んだ。 続く...












