世界の主要6中銀、ドルの協調流動性対策発表

2008年 09月 18日 18:22 JST
 

 [フランクフルト 18日 ロイター] 世界の主要6中央銀行が18日、各国・地域の短期金融市場にドル資金を追加供給する新たな流動性対策を打ち出した。高水準にある市場金利を引き下げ、流動性のボトルネックを取り除くのが目的だ。

 欧州中央銀行(ECB)、米連邦準備理事会(FRB)、日銀、カナダ銀行、スイス国立銀行、イングランド銀行は、金融市場の緊張を緩和するため密接に協力して対応すると発表。またFRBは、主要中銀との間で最大1800億ドルの暫定的通貨スワップ協定を結んだと発表した。

 この協定に基づき、ECB、英中銀、スイス中銀は翌日物ドル資金を初めて市場に供給する。日本とカナダ中銀は自国市場にドルの流動性を供給するためFRBと新たなスワップ協定を締結した。これを原資としたドル資金供給オペを導入し、今後、市場の状況に応じて適切にドル資金の供給を行う。

 ECBは日本時間午後4時過ぎに声明を発表し、「協調措置は短期の米ドル資金調達市場での圧力が引き続き高まっていることに対応することが目的」と説明。「これらの措置は、過去数日間に個々の中央銀行が実施した他の措置と併せ、世界の金融市場の流動性を改善するよう策定されている。各国中銀は引き続き緊密に協力し、継続的な圧力に対応する適切な措置を実施する」と述べた。

 他の5中銀も同様な内容の声明を発表した。 

 ユーロ圏の政府債先物は発表を受けて下落、短期金融市場金利は低下した。ロイターのデータによると、欧州インターバンク(銀行間取引)市場では、0730GMT(日本時間午後4時半)現在、翌日物ドル金利が2.00/3.00%と、17日のドルLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の5.03125%から大きく低下している。

 今回の対策の一環として、ECBと英中銀は最大各400億ドルの翌日物ドル資金を供給し、スイス中銀は最大100億ドルを供給する。

 日銀はFRBと総額600億ドルのドルスワップ協定を締結した。  続く...

 
 
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