焦点:米大統領選、民主党は勝利しても高いハードル
[ワシントン 21日 ロイター] 11月4日の米大統領選挙が数週間後に迫るなか、民主党には希望を持つと同時に恐れる理由がある。
過去16年間で初めて民主党は大統領のポストと議会の両方を手にする可能性がある。だが、その結果、過去最高になると予想される財政赤字がウォール街のメルトダウンによって一段と膨らむのが確実な状況で、選挙中にかわした高価な公約を果たすというプレッシャーに直面する。
民主党は政権を得たら即座にエネルギー価格を引き下げ、経済を回復させ、イラクから部隊を撤退させ、医療制度を拡充し、金融市場の適切な規制を確かなものにしなければならない。そうできなければ、有権者は2010年の選挙で上院、下院とも共和党に政権を戻すだろうと分かっている。
過去にも起こったことだ。民主党が前回、大統領を輩出し、上下両院で勝利を収めたのは1992年。その2年後、有権者は上下両院で共和党に政権を手渡した。それでも、「楽観的だ」とニューヨーク選出のチャールズ・シューマー上院議員は言う。「人々は変化を求めているから、上下両院でかなりの議席が確保できれば、最も生産的な議会のひとつを見ることになるだろう」とも話した。
大統領戦で民主党のバラク・オバマ候補と共和党のジョン・マケイン候補が接戦を戦っている一方で、世論調査は、民主党が議会の議席争いで優勢だと示している。下院では現在民主党が235議席、共和党が199席を占めている。上院では民主党が51議席、共和党が49議席だ。
民主党は下院で最大15議席増を期待している。アナリストらは民主党は、上院では最大6議席を共和党から奪うが、共和党による手続きのハードルを取り払う60議席には達しないだろうと予想している。そのため、民主党は政策立案で妥協するか、さらにひどい手詰まり状態に陥る可能性もある。
それでも、オバマ候補は議会での議席拡大や変化を求める世論によって、自身の立法議案を通すのに共和党議員からも支持が得られるだろうと期待している。
<膨らむ財政赤字> 続く...












