ドコモ、09年内に高機能端末の品ぞろえを10種程度に拡大
[東京 29日 ロイター] NTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)の山田隆持社長は29日、都内で会見し、パソコンの機能などを盛り込んだ高機能の携帯電話端末「スマートフォン」の品ぞろえについて、2009年内に10機種程度に拡大するとの考えを示した。
日本市場でも高機能端末へのニーズが高まるとして、08年度内の6機種から拡大させる。
ドコモは同日、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)(RIM.TO: 株価, 企業情報, レポート)製「ブラックベリー」の最上位機種「ボールド」を09年1―3月期に発売すると発表。音楽・映像機能を充実させたほか、高速データ通信(HSDPA)や無線LANへの対応を進め、パソコン向けのホームページ閲覧や大容量データの送受信を従来に比べ容易にし、個人への売り込みを図る。
ドコモが今後導入するスマートフォンでは、米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)のモバイル端末向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズモバイル」や、米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)の同「アンドロイド」を搭載した機種や、フィンランドの携帯電話機大手ノキア(NOK1V.HE: 株価, 企業情報, レポート)のスマートフォンなどを含む見通し。アンドロイド搭載端末は「来年前半に導入したい」(山田社長)とし、これまでアップルと交渉してきたアイフォーンの日本での販売については「あきらめていない」と、従来通りのスタンスを示した。
日本の携帯電話市場は飽和しつつあるが、山田社長は記者団に対し「(今後)伸びるのは法人と2台目(需要)」と語り、ビジネス機能の充実したスマートフォンの品揃え拡大を通じ、法人への売り込みを強化する考えも示した。法人顧客はドコモの総回線数の10%程度だが、山田社長はこれを20%程度に高めたいとした。
スマートフォンをめぐっては、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)が7月に米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の高機能端末「アイフォーン(iPnone)3G」を日本市場で発売したことを契機に、個人消費者からの認知が高まっている。ただ、ドコモやソフトバンクだけでなく、KDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)や、イー・アクセス(9427.T: 株価, ニュース, レポート)グループのイー・モバイルも、スマートフォンを導入する方針で、競争激化が見込まれる。ドコモでは、09年度のスマートフォン市場の規模を150万─200万台程度と見ている。
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