為替、乱高下とはみていない=財務・金融担当相

2008年 10月 8日 18:14 JST
 

 [東京 8日 ロイター] 中川昭一財務・金融担当相は8日、財務省内で記者団に対し、外国為替相場で円高が進行していることについて「乱高下とはみていない」と述べた。

 一方、日経平均株価が大幅下落したことについては「直視しなければならない」と語り、日本の実体経済への影響を注視していく姿勢を示した。また、主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)を前に、英国政府が発表した銀行支援策に注目する考えを示した。

 外国為替市場では、ドル/円が一時100円を割り込んだ。ただ、中川財務・金融担当相は「3ケタ(100円台)と2ケタ(100円割れ)の間を行ったりきたりという感じだが、そんなに乱高下というふうに私はみていない」と述べた。

 一方で、同日の日経平均株価は大幅続落し、前日比952円安の9203円で取引を終了した。これについては「非常に下げた」とした上で「日本のファンダメンタルズは欧米に比べてよいと思っているが、市場でこうした形で(株価の)数字が出たことは直視しなければならない」と述べた。さらに、日本の実体経済への影響について「状況をみていかなければいけない」と語った。

 また、株価が午後に入って急落したことに関して「私がこんなことを言ってはいけないが、ちょっと不思議だ」と述べた。その上で「今後どうなるかを冷静にみていきたい」として各国市場を注視していく構えを示した。特に「英国が(銀行の)対策を出したようだが、欧州市場も現時点で下げているようだ。今は欧州を注意深くみていきたい」と述べた。

 10日開催のG7に臨む姿勢は「世界がこういう状況なので、なんとかG7がいい方向に行くように努力したい」とした。さらに「日本としても積極的に発言し、知恵を絞ってメッセージを発信して貢献したい」と述べた。

 金融市場が混乱する中で、日本としてできる対策を問われたのに対し「今できることは補正予算をできるだけ早く成立して実行すること。これが当面やるべきことだ」と語った。

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二)

 
 
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