日経平均が大幅続落、一時1000円超える下げ

2008年 10月 10日 11:57 JST
 

 [東京 10日 ロイター] 午前の東京株式市場では、日経平均が大幅続落。一時は下げ幅が1000円を超え、8100円台まで急落した。欧米を中心に金融不安への政策対応が後手に回り、市場が疑心暗鬼に陥っていることに加えて、SQによる売りも膨らんだ。

 大和生命の破たんもセンチメントを悪化させた。株価急落を受けて日経平均先物とTOPIX先物には一時サーキットブレーカーが発動された。

 前場の東証1部騰落数は値上がり59銘柄に対して値下がり1609銘柄、変わらずが31銘柄だった。

 ポールソン米財務長官は金融機関に対する公的資本注入に柔軟な姿勢を示しているが、疑心暗鬼に陥った市場は納得しない。米金融安定化法案成立をめぐる混乱を考えると「本当に注入するのか不透明」(準大手証券)で、実際にアクションを起こすまでは市場の納得は得られそうもないという。

 米ダウ工業株30種は下げ止まる兆しがみえず、9日は8500ドル台まで大幅に下落。国内では9日にニューシティ・レジデンス投資法人8965.Tの破たんが明らかになったことに加え、きょうは大和生命の会社更生法申請が発表され、市場のセンチメントは急速に悪化した。

 きょうは10月限オプションSQにあたるが「海外勢は値段に構わず現金化を急いでいる。ポジションを圧縮して現金化するためにSQで売りを膨らませたようだ」(準大手証券)との声が聞かれ、SQにからむ売りが下げを加速した。

 日経平均の下げ幅は一時1000円を超え、先物には一時サーキットブレーカーが発動された。しかし、市場は落ち着かず、再開後に日経平均先物中心限月12月限は一時は7840円まで売り込まれた。個別株をみても全面安。日経平均構成銘柄は、すべてが値下がりした。

 日経平均のバブル後安値は2003年4月につけた7603.76円(ザラ場ベース)。市場では、この水準を意識する声が出てきている。

 (ロイター日本語ニュース 松平陽子)

 
 
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