高島屋の8月中間期は15%の営業減益、国内は新宿店除き減収

2008年 10月 10日 18:44 JST
 

 [東京 10日 ロイター] 高島屋(8233.T: 株価, ニュース, レポート)が10日発表した2008年8月中間期の連結業績は、営業利益が前年比14.7%減の140億円だった。婦人服や高額商品の販売が落ち込み、国内の百貨店が新宿店を除いて軒並み減収。

 販売管理費の削減では売り上げの減少を補いきれなかった。 

 会見した水野英史常務は「景況感の悪化で消費者の生活防衛意識が高まった。売り上げシェアの高い婦人服や、宝飾品などの高額商品が苦戦している」と述べた。

 国内の百貨店は、東京メトロ副都心線の開通効果のあった新宿店を除き、17店舗が減収となった。一方、シンガポール高島屋は、比較的堅調な現地の経済状況を受け、増収増益となった。 

 同社は9月12日に09年2月期の営業利益予想を400億円から340億円に下方修正しており、今決算ではその見通しを据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト7人の予測平均値336億円と同水準。通期計画に対する営業利益の進ちょく率は41%となった。 

 しかし金融不安の影響で、業績修正以降も経営環境はさらに悪化している。水野常務は「直近の(売り上げ)数字、例えば昨日の数字などはそんなに大きく変化しているという兆候は見られない」とする一方、「下期は消費者マインドが一層悪くなることが予想される」と述べた。その上で「営業費の管理を徹底することで必ず340億円は達成したい」と語った。

 また、同日発表したエイチ・ツー・オー リテイリング(8242.T: 株価, ニュース, レポート)との資本・業務提携について「ファッションに対するエイチ・ツー・オーの商品調達力は業界の中でも強いので、活用していきたい」と述べた。

 (ロイターニュース 久保 信博記者)

 
 

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