中国の需要大幅減の兆候なし、大幅減産は必要ない=OPEC筋
[ドバイ 20日 ロイター] 石油輸出国機構(OPEC)筋は、世界第2位の消費国である中国の需要が大幅に減少する兆候はないため、OPECは大幅に減産する必要はないと述べた。20日付のアラブ紙アルハヤトが伝えた。
アルハヤトはバーレーンのマナマからの報道として、「中国の需要が急落する兆しがないため、大幅な減産が必要になるとの見方に対し、あるOPEC関係筋は懐疑的な考えを持っていると述べた」と伝えた。
また、このOPEC筋は「もしOPECが日量50万バレルないしは100万バレル減産する必要があるとしたら、減産決定の発表は市場の安定に貢献するような形でなされなければならない。減産の発表がネガティブな影響を与えるようなことがあってはならない」と述べたと伝えた。
同筋は世界の原油市場の均衡を取るのは難しくないとし、理由として「世界の需要を上回る供給能力は日量250万─300万バレル以下の水準であることはわかっており、その過剰供給能力は、1─2カ国に集中していることもわかっているからだ」と述べた。
また同筋は原油価格について「1バレル=90ドル、100ドル、110ドルと上昇していた時、OPECは原油価格を押し上げているのは市場のファンダメンタルズではなく、投機的な動きであるとみていた。現在は原油価格は市場原理に基づく価格帯に戻っている」と述べた。
同筋はOPEC加盟国の中には、自国の財政事情のため、原油価格が1バレル=100ドルを超える水準で推移するのを望んでいる国もあると言及しながらも、OPECは責任ある機関としての役割を高めるために、世界的な金融市場の安定確保に向けて努力しなくてはならないと述べた。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.












