日興の2証券で業績悪化、ホールセール証券では赤字幅が拡大

2008年 10月 27日 23:15 JST
 

 [東京 27日 ロイター] 米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下の日興シティホールディングスは27日、グループの証券会社の08年4─9月期決算を発表した。

 ホールセールの日興シティグループ証券(単体)の当期損失は101億7700万円の赤字となり、赤字額は前年同期の23億7100万円から拡大した。リテールの日興コーディアル証券の当期利益は同40%減の121億3100万円となった。

 ホールセールで赤字が拡大したのは、債券を中心にトレーディング損益が悪化したため。世界的な金融市場の混乱を背景に「マーケットのボラティリティが激しく(評価)損失が膨らんだ」(日興シティHD)と説明している。損失の発生がどのような商品が要因かは明らかにしなかった。

 リテールでも、相場の大幅な下落を背景に投資信託の販売が落ち込んだほか、株の委託手数料が低迷した。投信や外債、個人向け国債などを含む主な投資性商品の販売額は7─9月期にかけて8698億円に落ち込んだ。4─6月期比では約4800億円の減少となり、投資家がリスク回避志向を強めたことを裏付けた。

 日興シティは傘下証券や運用会社などを合わせた連結決算を開示していない。

 
 

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