中国経済の下振れリスクが増大=人民銀行金融政策報告

2008年 11月 18日 10:24 JST
 

 [北京 17日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は17日、第3・四半期の金融政策報告を発表し、中国経済の下振れリスクが増しており、市場に十分な流動性を確保するため措置を講じる必要があるとの見方を示した。

 人民銀行は「国内経済の不透明感が増しており、景気減速のリスクが拡大している。中国のマクロ経済政策はより複雑で、急速に変化する状況に直面している」と指摘。問題に直面しているセクターとして不動産市場を挙げ、同セクターの問題がその他に波及する可能性があると警告した。

 インフレ圧力については、商品価格の下落にともない弱まっているとし、短期的にはデフレ回避に重点を置くと表明。その上で、現在の景気刺激策が将来のインフレにつながらないよう注意する必要があるとし、「金融政策は短期的にはデフレを回避する一方で、長期的にはインフレを防ぐ必要がある」との見方を示した。

 人民銀行は、銀行システムに十分な資金を維持する取り組みの一環として、公開市場操作を通じて流動性拡大を図る方針を明らかにした。またマネーサプライや与信についても「妥当な伸び」を維持する意向だ。

 経済成長のけん引役である輸出については、世界的景気減速が「比較的大きな」影響を与えかねないと指摘した。

 
 
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