「安さ」が武器の生活防衛関連株、景気悪化で物色対象に

2008年 11月 18日 15:53 JST
 

 水野 文也記者

 [東京 18日 ロイター] 生活防衛関連株が注目度を高めている。景況感の悪化が進み、消費者が財布のひもを締めて生活防衛に走っているとの観点から、低価格を武器にしたビジネスにニーズが集まっているとの見方が浮上。市場で文字通りのディフェンシブストックとして物色されている。

 製品値上げで買い控えが目立つ食品の中では、価値上昇で逆に贈答品として製品が見直され、物色されている銘柄も出てきている。

 <マクドナルドやコンビニ株に買い>

 実際、株式市場では「低価格」から集客力向上がイメージされる銘柄が物色されていた。決算発表シーズンが本格化し、今期の業績見通しに対する不安が高まっていた10月27日から11月13日にかけて、日本マクドナルドホールディングス(2702.Q: 株価, ニュース, レポート)が13営業日連続の上昇を記録したほか、エービーシー・マート(2670.T: 株価, ニュース, レポート)も13日に年初来高値3470円まで上昇。ファミリーマート(8028.T: 株価, ニュース, レポート)などのコンビニ株も底堅い動きを示した。

 今週に入ってから、リード役となった銘柄に一服しているものもあるが「景気悪化が言われているうちは、生活防衛関連株が注目を集める可能性が高い」(中堅証券情報担当者)との声も出ている。

 17日にはJ.フロントリテイリング(3086.T: 株価, ニュース, レポート)が、秋冬物衣料品や美術・宝飾品などの不調で10月の連結売上高が前年同月比9.6%のマイナスと発表したが、こうした百貨店業界の大きな落ち込みは、消費者の生活防衛を象徴しているものとして注目されていた。

 <米欧に比べ日本の個人消費は堅調との見方>  続く...

 
 
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