ヤフー新CEO、問われるマイクロソフトとの合併への姿勢
[サンフランシススコ 18日 ロイター] ジェリー・ヤン最高経営責任者(CEO)の退任を発表した米ヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)。市場関係者の間では、株主を納得させる新CEOの条件はただ1つ、「マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)との合併交渉に前向きであること」という声が出ている。
アナリストらは、劇的な業績回復プランがない限り、マイクロソフトとの合併がヤフーにとって最良の選択肢であり続けるとしている。
ただ、もしマイクロソフトがヤフーを買収するにしても、買収額が前回提示された総額475億ドル(約4兆6000億円)を大幅に下回ることを株主は心しておく必要がある。
2月に30.25ドルだったヤフーの株価は、足元では12ドルを割り込む水準まで下落。アナリストらの間では、マイクロソフトはヤフー株1株当たり17─20ドル以上は払わないと予想している。
世界的に景気が悪化するなか、ヤフーの中核事業であるバナーなどオンライン表示型広告も、企業がウェブマーケティングを控えていることで規模が縮小傾向にある。
ヤフーはヤンCEOの下、米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)や米タイムワーナー(TWX.N: 株価, 企業情報, レポート)傘下のAOLとの提携を通じ、買収される以外の道を模索してきた。6月にはグーグルとネット広告分野での協力で合意したが、米当局が独禁法違反に対する懸念を強めたことでグーグル側が提携を断念した。
オンライン検索とオンライン広告で存在感を高めたいマイクロソフトにとって、ヤフーの資産は依然として魅力的。しかし、ヤフーの次期CEOが新たな交渉の場に着く場合、条件面ではマイクロソフト側が有利になるとみられる。
証券会社ニーダムのアナリスト、マーク・メイ氏は「マイクロソフトからヤフーに呼び掛けることにはならないだろう」とした上で、もしヤフーがマイクロソフトとの合併を望むのであれば、ヤフーの取締役会は身売りの金額について完全に合意しておく必要があるとの見方を示した。 続く...













