デフレ回避へ量的緩和必要な可能性=米セントルイス地区連銀総裁

2008年 11月 21日 11:53 JST
 

 [エバンスビル(米インディアナ州) 20日 ロイター] 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は20日、米国の名目金利はすでに非常に低い水準にあるため、米国経済に多大な打撃を与え得るデフレを回避のためには、量的緩和が必要となる可能性がある、との見解を示した。

 ブラード総裁は講演で、「少なくとも目先、利下げによる追加的な効果は限られており、金融政策の焦点は量的緩和に当てられる可能性がある」と述べた。

 総裁はフェデラルファンド(FF)金利の目標水準は1%まで引き下げられているが「今後数カ月の間に弱い指標がでてくるなか、一段と金融緩和する可能性がある」と指摘。その上で「実際には、名目短期金利の動きで示される金融政策は、今のところ終わりに来ている」と語った。

 現在の信用危機の中核には住宅問題があり、住宅契約はインフレ調整後よりも名目で決定されるため、デフレは特に悪い問題となる。予期せぬデフレは、借り手にとって住宅契約が高くつくことになる」と述べた。

 総裁は「主要なマネー量の目標を公表し維持することで、連邦準備理事会(FRB)はインフレとインフレ期待を目標近くに維持し、デフレあるいは過度の高インフレへに向かうことを回避できる可能性がある」と述べた。

 同総裁は今年の連邦公開市場委員会で投票権を有していない。

 
 

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