資本増強の計画、現時点で決定した事実ない=一部報道で野村HD
[東京 22日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)は22日、同社が自己資本を増強するために生命保険会社などに劣後債の引き受けの打診を始めたとの一部報道に対し、「現時点において決定した事実はない」とのコメントを発表した。
同日朝のNHKは、野村HDが2009年3月期決算で多額の損失を計上する見込みのため、劣後債の発行により数千億円規模の資本増強を行うことを目指し生命保険会社などに資金拠出の打診を始めていると報じた。
野村は、08年4─9月期連結決算(米国会計基準)でトレーディング業務で大幅な評価損を計上したことを受け、当期損益が1494億6400万円の赤字になった。前年同期は642億3100万円の黒字。経営破たんしたリーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)のアジア部門とヨーロッパ部門の買収に関連し、09年3月期決算では約2000億円の費用計上も見込んでおり、赤字拡大は免れないとの見方が広がっている。
10月28日の決算会見で野村HDの仲田正史・財務担当執行役(CFO)は、資本増強の計画やその必要性について「中長期的な事業プランをもとに実施を考えており、今後もそれを淡々と進める」と述べていた。
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