来週の外為市場、主要中銀の利下げスタンス確認
[東京 28日 ロイター] 来週の外為市場で、主要中銀の利下げスタンスを確認できれば、相場をサポートしそうだ。逆に、利下げ余地が次第に小さくなるなかで予想以上の大幅利下げは期待しにくいとみられている。一方で、金利差縮小に伴う円高圧力が続く見通し。
また、米国発では米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長の発言のほか、一段の悪化が見込まれる雇用統計が注目される。
予想レンジはドル/円が93―98円、ユーロ/ドルは1.25―1.31ドル。
12月1日から始まる週は、2日の豪中銀(RBA)、4日のニュージーランド中銀(RBNZ)、欧州中銀(ECB)、英中銀(BOE)による政策金利発表が注目される。市場ではRBAが75―100ベーシスポイント(bp)、RBNZは100―125bp、BOEは75bp、ECBは50bpの利下げが予想されている。
ロイヤルバンク・オブ・スコットランド(RBS)ヘッドオブFXストラテジーの山本雅文氏は、「大幅利下げ継続自体は一層の市場センチメント下支え要因」とみている。ただ、既に織り込みが進んでいるほか、金融市場が落着きを示すなか、中銀では今後に備えた利下げ余地温存意欲が働くとの見方から「ポジティブサプライズ(予想以上の大幅利下げ)は期待しにくいかもしれない」と指摘する。
こうした中、株価上昇からくる円安圧力は限定的とみられる一方、金利差縮小からくる円高圧力は働いており、円高圧力が継続しやすいとみられる。しかし、米系証券関係者は「各国中銀が(予想以上に)思い切った利下げに踏み切れば、それを好感して英ポンドやユーロなどが大きく反転し、ドル売りの可能性もある」との見方を示す。
ロイター調査によると、RBAは景気後退(リセッション)を回避するため、2日の理事会で大幅な利下げに踏み切る見通し。アナリスト20人を対象に行った調査では、政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き下げ、4.5%にするとの見方が大勢を占めた。2週間前の調査では50bpの利下げが予想されていた。2日の理事会については、一部で75bpを超える利下げを予想する声も出ている。
マッコーリーの金利ストラテジスト、ロリー・ロバートソン氏は「100bpの利下げの可能性がある」との見方を示した。同氏の予想通り2日に100bpの利下げが決まれば、同国の政策金利はわずか3カ月で引き締め前の4.25%に戻ることになる。中銀は2001年の景気低迷局面で政策金利を4.25%まで引き下げ、景気後退を回避したが、今回の金融緩和局面では3.5%まで利下げが行われるとの見方も出ている。 続く...












