野村が最大4100億円を調達へ、財務基盤の強化が狙い
[東京 1日 ロイター] 野村ホールディングス(8604.T: 株価, ニュース, レポート)は1日、劣後特約付社債(SB)と劣後特約付の転換社債型新株予約権付社債(CB)の発行で最大4100億円を調達すると発表した。財務基盤の強化が狙い。
野村は今年10月に経営破たんしたリーマン・ブラザーズ(LEHMQ.PK: 株価, 企業情報, レポート)の一部事業を買収し、日本を含むアジア、欧州の事業拡大を目指している。今後、リーマン買収を活かしたグループの総合力の強化やIT(情報技術)投資、組織再編にかかる投資で成長を確かなものにするためにも、野村HDは今回の調達が必要だったとみている。
市場の混乱による損失発生を受け、野村HDの2008年4─9月期連結決算(米国会計基準)は当期損益が1494億円の赤字となった。リーマン買収に関連して09年3月期決算では約2000億円の費用計上も見込んでおり、今期末にかけて赤字拡大は免れないとの見方も根強く、財務基盤の強化が必要だった。
野村HDが発行する劣後特約付SBの発行登録の枠は3000億円。同劣後SBの償還期限は2016年12月26日の8年債で、利率は3.6%(仮条件)。今後、野村証券のリテール営業部門が個人投資家を中心とする投資家に販売する。申し込み期間は12月12日から25日で、払込日は12月26日。
野村HDは、1株利益の希薄化を回避し財務基盤を強化できる手段として、劣後SBの発行を決めたと説明している。
劣後CBは第三者割当で第一生命(東京都に1000億円、信金中央金庫に100億円を割り当てる。野村は今年春にも劣後ローンなどで約6000億円を調達し、一部はすでにリーマン買収に充当された。
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