中国、輸出の安定維持に最大限努力=王岐山副首相

2008年 12月 3日 14:04 JST
 

 [北京 3日 ロイター] 中国の王岐山副首相は、世界的な金融危機の影響で外需が急激に冷え込むなか、政府は輸出を安定的に保つため最大限努力すると述べた。3日付の国営エコノミック・デイリー紙が伝えた。

 中国の貿易黒字額は過去3カ月連続して過去最高を更新したが、その最大の要因はエネルギー価格や商品価格の下落による輸入価格の急落だった。多くのエコノミストは、世界経済の景気後退(リセッション)入りに伴い、中国の輸出が急激に減少する可能性もあるとの見方で一致している。

 王副首相は「世界経済は現在、非常に厳しい状況にある。真っ先にその影響を受けるのが対外貿易だ」との認識を示した。そのうえで「中国は輸出構造を改善し、貿易相手国の多様化を図るなどの対策をとらなくてはならない。政府は輸出の安定化のためにあらゆる手段を尽くす」と述べた。

 輸出促進策として政府は、各種輸出品への戻し減税をこれまでに数回にわたり実施。主力輸出製品である繊維製品や衣類などへの戻し減税幅が近々さらに拡大されるとの見方もでている。

 同副首相は、急速な景気後退を防ぐ最も有効な方法は、政府がこれまでに発表した景気刺激策を着実に実施していくことだと述べた。中国政府は11月初めに総額4兆元(5860億ドル)の景気刺激策を発表している。

 
 
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