第3四半期のヘッジファンド運用資産、1700億ドル減少

2008年 12月 3日 13:56 JST
 

 [ロンドン 2日 ロイター] 情報サービス会社リッパーTASSによると、2008年第3・四半期の世界のヘッジファンドの運用資産は1700億ドル減少した。

 運用成績がマイナス10%を超えていることに加え、ネットで多額の資金が流出した。

 リッパーによると、第3・四半期の運用資産の純流出額は186億ドルで、前2四半期の流入超から流出超に転じた。

 世界のヘッジファンド資産は9月末時点で1兆6300億ドルとなり、6月末時点の1兆8000億ドルから減少。運用成績も全体的にマイナスとなっている。

 第3・四半期の運用資産減少は、市場の混乱で投資家が、ヘッジファンド商品が透明性に欠け複雑すぎると判断して資産を引き揚げているという懸念を確認するものとなった。

 クレディ・スイス/トレモント・ヘッジファンド指数によると、第3・四半期は、全てのヘッジファンド戦略のリターンがマイナスとなった。

 ただ、一部のファンド戦略は投資家の注目を集めている。リッパーによると、グローバル・マクロ、マネージド・フューチャーズ、エクイティ・マーケット・ニュートラル、デディケーテッド・ショート・バイアスの4戦略には第3・四半期に資金が流れた。

 一方、同四半期に資金流出額が最も多かった戦略は、ロング/ショート・エクイティ、フィクスト・インカム・アービトラージ、マルチ・ストラテジーズ、エマージング・マーケッツで、いずれもリターンは過去最悪だった。

 
 
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