12月大企業・製造業DI、02年3月以来の低水準へ

2008年 12月 3日 17:59 JST
 

 [東京 3日 ロイター] ロイターが民間シンクタンクの予測をまとめたところ、日銀が15日に発表する12月短観の大企業・製造業の業況判断DIの予測中央値は足元がマイナス23(9月マイナス3)となり、2002年3月のマイナス38以来の低水準になる見通しとなった。

 非製造業もマイナス9(9月プラス1)となり、2003年9月のマイナス13以来の水準に落ち込む見込み。

 先行きも大企業・製造業はマイナス27、非製造業はマイナス12に悪化し、景気後退に伴い企業マインドは悪化基調をたどると見られている。

 中小企業・製造業は足元がマイナス35(9月マイナス17)、非製造業もマイナス35(9月マイナス24)、先行きは製造業がマイナス40、非製造業がマイナス39と一段と厳しい情勢が見込まれている。

 2008年度の設備投資は大企業・全産業で前年比マイナス0.7%(9月プラス1.7%)で、12月調査としては2002年のマイナス6.8%以来の低調な計画となる見通し。一方で、中小企業・全産業は前年比マイナス10.5%(9月マイナス12.9%)。例年通り上方修正されるものの、12月調査としては1999年のマイナス16.6%以来の低水準となる見込み。

 エコノミストからは「業種別に見た場合、12月調査ではほぼ全員参加の落ち込みとなるだろう」(バークレイズ・キャピタル証券)との声や、企業による生産抑制や株安・円高などを背景に「企業マインドが強烈に冷え込んでいると予想される。デフレ再来の可能性、金融機関の貸出抑制など一変しつつある環境がどう捉えられているか注目」(第一生命経済研究所)との声があった。

 今後についても「製造業の先行き判断は現状判断より弱めに出るクセがあるが、今回は1─3月期にかけても回復の芽はなく、次々回3月短観のヘッドラインはさらに悪化する恐れがある」(モルガン・スタンレー証券)との懸念が出ている。

 日銀短観(大企業ベース)と相関が高いロイター短観も、米金融不安に端を発した国内外の需給悪化と円高を背景に、11月は大企業製造業の業況判断DIは9月比28ポイント悪化のマイナス42、非製造業DIは同6ポイント悪化のマイナス16に悪化した。

 
 
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