厚労相がたばこ増税要請、社会保障費の圧縮幅削減に

2008年 12月 4日 19:42 JST
 

 [東京 4日 ロイター] 中川昭一財務相と舛添要一厚生労働相は4日、財務省内で2009年度予算編成に関して協議を行った。

 財務省幹部によると、社会保障費の自然増から2200億円を圧縮する政府方針について、舛添厚労相から、たばこ税の引き上げによって圧縮幅を削減するよう要請があり、中川財務相は与党税制調査会の議論の推移を見守りたいと応じた。

 09年度予算の概算要求基準では、社会保障費について「年金・医療などに係る経費など特定の経費に関連して、新たな安定財源が確保された場合の取り扱いについては予算編成過程で検討する」としており、舛添厚労相の要請は安定財源としてたばこ税の増税分を充当するもの。

 会談で舛添厚労相は「社会保障費の2200億円の削減については、給付削減や負担増を伴う方策は理解が得られない」とし「まずはたばこ税について引き上げをお願いし、削減幅を圧縮したい」と要請。

 これに対して中川財務相は「たばこ税の引き上げは与党税調でも賛否両論があり、推移を見守りたい」と語った。

 また、舛添厚労相は、2009年度の基礎年金の国庫負担割合引き上げを09年4月から開始し、そのための安定財源が確保できるまでの間は、つなぎ的な財源で対応することも要請。

 中川財務相は「要望は検討する。しかし、安定財源確保の道筋がなければ、つなぎ財源の検討も難しい。社会保障の安定財源確保に向けて政府・与党が結束して取り組む必要がある」と回答した。

 このほか、舛添厚労相からは、雇用保険の国庫負担削減について「困難な状況にある」との認識が示されたという。

*写真キャプションを書き換えて再送します。

 
 
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