シリコンバレーでも就職難、大卒も「黄金の切符」にならず
[サンフランシスコ 9日 ロイター] 景気が後退している米国では、若い専門家や大学新卒者が職を見つけるのに苦労しているが、これまでシリコンバレーだけはその影響を比較的受けずに来ていた。
だがそのシリコンバレーでも、ここにきてコスト削減や初級職の減員を始める動きが出ている。20代の若手らは、もはや大学卒業はハイテク分野での夢の仕事への「黄金の切符」ではなくなったと感じ始めている。
6月にサンノゼ州立大を優等で卒業して以来、テクノロジー企業でマーケティングの仕事を探しているというジリアン・クローフォードさん(25)は「(大学で)あんなに努力をつぎ込んだ挙句に仕事に就けない」と嘆いた。25種余りの職に応募したが、反応はほとんどないという。まだシリコンバレーでの就職にこだわりたいというクローフォードさんだが、現実は厳しいかもしれない。
雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスによると、ヒューレット・ パッカード(HP)(HPQ.N: 株価, 企業情報, レポート)やヤフー(YHOO.O: 株価, 企業情報, レポート)、サン・マイクロシステムズSUNW.O、アプライド・マテリアルズ(AMAT.O: 株価, 企業情報, レポート)といったハイテク企業は、ここ数カ月に14万人を削減するなど、シリコンバレーも世界的な経済危機の痛手を受けている。
雇用主側は、経験や在職経験のある人材に高い価値を見出すようになっており、人材派遣会社アデコのケリー・カイリー氏によると、多くの企業では、空いたポジションを埋めるのに新たな人材を採用するよりベテラン社員を回すようにしている。
同氏は「たとえ教育を受けた人材にとっても現状は非常に厳しく、よくなる前にもっと悪くなりそうだ」としている。
<厳しい数字>
米雇用統計によると、20―29歳は失業率が最も高いグループとなっている。11月の失業率は、全体の6.7%に対し、25―29歳が7.3%(前年同月5%)、20─24歳が10.4%(同7.7%)だった。 続く...












