トヨタが初の営業赤字に、販売減・円高で最高益から一転

2008年 12月 22日 18:52 JST
 

 [名古屋 22日 ロイター] トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は22日、2009年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を下方修正し、営業損益を6000億円の黒字から1500億円の赤字に引き下げた。

 11月以降の急速な販売減と円高に直面し、過去最高益だった昨年度から一転、初の連結営業赤字に転落する。

 会見した渡辺捷昭社長は「当社を取り巻く経営環境は極めて厳しい。かつてない緊急事態だ」と述べた。その上で「厳しい事業環境は当面続くと覚悟している。もっと厳しくなることも考えられる」と語った。

 トヨタが今年度の業績予想を下方修正するのは2度目。11月上旬に営業利益を期初の1兆6000億円から6000億円に引き下げたが、わずか1カ月半で再度の見直しに追い込まれた。

<生産ラインの集約を検討>

 最も大きな減益要因は販売台数の減少で、前回予想から営業損益を5700億円押し下げる。トヨタは今回、日野自動車(7205.T: 株価, ニュース, レポート)とダイハツ工業(7262.T: 株価, ニュース, レポート)を含めた09年3月期の世界販売台数を従来の824万台から754万台に下方修正した。北米は242万台から217万台、日本国内は208万台から201万台、欧州は121万台から104万台、アジアは99万台から89万台に引き下げた。

 円高も2000億円のマイナス影響となる見込み。トヨタは下期(08年10月─09年3月)の為替前提を見直し、ドル/円JPY=を従来の100円から93円、ユーロ/円EURJPY=を130円から123円に変更した。12月以降はドル/円を90円、ユーロ/円を120円で設定した。

 足元の収益悪化を食い取るため、1月以降、全世界で75本ある生産ラインのうち16本を昼のみの操業にするほか、工場内でのライン集約も検討する。国内では全工場が一斉に休業する日を設定し、在庫を調整する。今年後は役員賞与も見送るが、配当については「決めかねている」(渡辺社長)という。  続く...

 
 
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