ロシア中銀がルーブル変動幅の下限を引き下げ
[モスクワ 22日 ロイター] ロシア中央銀行は22日、通貨ルーブルの対ユーロ・ドル通貨バスケットに対する変動幅の下限を一段と引き下げ、事実上ルーブルの切り下げを行った。中銀関係者が同日明らかにした。変動幅の下限の引き下げは今月に入り6回目。
ルーブルは同日の取引で1通貨バスケット=33.45ルーブルまで下落。ロシア中銀が設定したルーブル変動幅の下限である33.15ルーブルを30コペイカ下回った。
ディーラーによると22日の取引で、中銀によるとみられる1通貨バスケット=33.45ルーブルでのルーブル買い支えの動きがあったという。ルーブルの通貨バスケットは、0.45ユーロと0.55ドルで構成される。
22日の変動幅の下限の引き下げにより、ルーブルは8月4日に付けたピークから約14%下げたことになる。下げ幅のうち9%は、中銀が一連の変動幅の下限引き下げを開始した11月11日以降の下落による。
11月末に実施されたエコノミストを対象としたロイター調査では、2008年末のルーブル相場は1通貨バスケット=31.30ルーブル、09年末は33.44ルーブルと予測されていた。22日の変動幅の下限引き下げで、ルーブルは09年全体で予測されていた下落幅をこれまでのほぼ1カ月で達成したことになる。
ただ、中銀は今後も事実上の通貨切り下げを続けざるを得ないとの見方が強い。ノモス・バンクの外為ディラー、ミハイル・スポロホフ氏は「市場では中銀が毎日でも通貨切り下げを行うとみられているのが実情だ」と述べた。
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