NY外為市場でドル下落、年末前のポジション調整

2008年 12月 31日 07:38 JST
 

 [ニューヨーク 30日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場でドルが主要通貨バスケットに対して下落。年末前のポジション調整や金利差要因が影響した。年末を控え市場参加者の多くが取引を手じまうなか、相場はファンダメンタルズよりもテクニカル要因主導で推移した。

 薄商いのため全般的に値が振れやすい展開になったという。イングランド銀行(英中央銀行)が景気の下支えに向け追加利下げを行うとの見方が広がるなか、ポンドは対ドルで6年半ぶり安値をつけ、対ユーロではパリティ(等価)に近づいた。

 ナショナル・バンク・オブ・カナダ(トロント)の為替マネジング・ディレクター、ジャック・スピッツ氏は、ユーロが対ポンドや円で買われるかわりに、ドルに対する選好は全般的に乏しかったと述べた。

 米連邦準備理事会(FRB)が政策金利をゼロ近辺まで引き下げる一方、欧州中央銀行(ECB)は利下げに慎重な姿勢を示していることも、ユーロ買い・ドル売りにつながったとみられている。

 MFグローバル(シカゴ)の債券・為替アナリスト、ジェシカ・ホバーセン氏は「FRBが(緩和面で)前向きなのに対し、ECBは一段と慎重とみられる結果、米欧の金利差という点でユーロが選好されている」と語った。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズ(旧NY商品取引所)ドル指数.DXYは約0.7%安の80.891。ユーロ/ドルEUR=は0.7%高の1.4076ドル。ドル/円JPY=は0.3%安の90.25円。

 ロイター・データによると、ポンド/ドルGBP=は一時1.4385ドルに下落し、2002年初頭以来の水準をつけた。その後0.4%安の1.4427ドルで推移した。

 ユーロ/ポンドEURGBP=D4は98.05ペンスと過去最高値をつけ、1999年のユーロ導入以降で初となる等価に近づいた。

 この日発表された一連の経済指標による影響は限定的だった。

 
 
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